キャビテーションとは液体に圧力が加わったときに気泡の発生と消滅が繰り返される現象のことをいいます。
エステやクリニックで受けられるキャビテーションや家庭用のキャビテーションマシンは、この原理を利用したものです。
脂肪細胞に超音波を当てて圧力を加えると、脂肪細胞が破壊されて脂肪が血液やリンパに排泄されることが期待できます。
運動の場合は細胞の数を減らすのではなく溜まった脂肪をエネルギーにして脂肪細胞を小さくするものですが、キャビテーションは脂肪細胞の数を減らすものです。
そのため、リバウンドしにくいといわれています。
セルライトにも働きかけるので、凸凹が解消されて滑らかな肌になることが期待できます。
脂肪を切除せずに脂肪細胞を減らせる、痛みがない、体の負担が少ないという大きなメリットがあります。
施術は1回20分程度で、施術後帰宅できて普段の生活を送ることができます。
キャビテーションを受ければすぐにやせられる、と思っている方もいるようですが、キャビテーションの効果を実感するには何回か通う必要があります。
では、効果を実感できる回数は何回でしょうか。
キャビテーションマシンにもよりますが、医療機関で受ける場合はウエストを5cm減らすのに10回程度通う必要があります。
セルライトの場合は4回程度で変化を実感できます。
脂肪のつき方、固さは人それぞれ違うので個人差もあります。
10回程度通えば本格的脂肪が減ることが期待できます。
セルライトの解消や引き締めが目的なら、1週間に1~2回、3~5回程度通うのがよいでしょう。
あるエステでは1週間に1~2回通うのを目安としています。
急激な刺激を避けるために頻繁に通うのは避けた方がよく、2~3か月程度通い続けるのが目安です。
キャビテーションは副作用の心配がほとんどありませんが、超音波が骨に伝わりキーンと耳鳴りがしたり、胃の不調を感じることがあります。
副作用を避けるためにも毎日のキャビテーションは避けます。
家庭用のキャビテーションマシンの場合、安全に使用するために医療用に比べてマシンの性能が低いため、医療機関で受けるよりも多くの回数が必要です。
何回も行わなければならず面倒と感じるかもしれませんが、自宅の場合好きなときに行える、通う必要がないメリットがあります。
回数が多くなりますが、自分のペースに合わせて気軽に行えます。
キャビテーションの回数も大切ですが、運動や食事に気をつけることもやせるためには必要なことです。